2025年10月09日
イメージすることが苦手だけれど……
だったら、実際にやってみよう!
先日、小学3年生のママから相談がありました。
「学校で秋の俳句を作る宿題が出ました。ところが、何も浮かばないしどうしたらいいのかわからすずっと泣いています。」
俳句って簡単なようで難しいのです。私も月に一度、高校時代の古文の先生が主催している句会に参加していますが、毎月悩みます。当てられるのが怖くてサボる時もあります。
まず、「575の言葉を探して当てはめる」難しさ。もう一つは、「秋を見つける」難しさ。
知っている語彙の少ない発達障害・グレーゾーンの子どもたちにとっては、大人のサポートがあるとグンとハードルが下がります。
秋を見つけるのは、簡単なようで子ども一人では大変かもしれません。昔のように四季の変化がはっきりしなくなりました。一年中いろいろな美味しいものを食べられるようになったので、旬の野菜や果物がはっきりしません。また、街が整備され自然がちょっとしかない街中では見つけることも大変です。おまけに、パパもママもお仕事、子どもたちの放課後は学童、習い事と過密スケジュールで、お家に帰るのは夜。そうなると、「秋を見つける」のはなかなか……。
では、どうするか。
「秋」を実際に体験してみるのが一番です。
栗ご飯を食べる、秋刀魚を食べる、気候にもよりますが、夏の間に秋の草花の種を蒔いておき芽が出て花が咲くのを楽しみ待つ。
それから、
ママがいつもアンテナを張って、
「あ、運動会の日には必ず校門のところに彼岸花が咲いている」
などリサーチしておくlことも大事。
季節ごとにちょっと大人が先取りして準備をすれば、子どもたちは季節を実際に五感で味わうことができるのです。
そして
「コスモスが」「彼岸花」「どんぐりの」など5文字、7文字のヒントを出してあげるとパズルのように組み合わさっていきます。
それを、575の言葉で紡いでみれば……ね、できるでしょ?