2025年10月21日
スマホやテレビ近くで見ていませんか?~目の疲れと脳の発達~
テレビやスマホ、ゲームに夢中になっていると、つい画面を近づけて見てしまうことはありませんか?近距離での長時間視聴は、「片目だけで見る」クセにつながることがあり、脳の発達にも影響する可能性があ流と言われています。ここでは、わかりやすく仕組みとおうちでできる対策をお伝えします。
両目で見ると脳の“回路”が育つ
左右の目は少し角度の違う映像を送っていて、脳はそれらを統合して立体感や奥行きを把握します。幼児期~小学校低学年ごろは、この神経回路が発達する重要な時期。両目で見て情報を合わせる経験が多いほど、視覚と空間認知の基礎がしっかり育ちます。
近くを長時間見ると“片眼視”になりやすい理由
近くを見るときは両目を寄せて(輻輳・ふくそう)ピントを合わせる(調節)必要がありますが、これが続くと疲れて「片目だけで見る」方が楽に感じられることがあります。特に次の姿勢は片目視になりやすいので要注意です。
片眼視が続くと両目の映像を統合する回路が育ちにくく、立体把握・空間認知・目と手の協調に影響することがあります。発達障害やグレーゾーンの子どもは、姿勢や感覚の偏りから片眼視の傾向が強く出やすい場合もあります。
おうちですぐできる簡単な工夫
小さな工夫の積み重ねで、目と脳の健やかな発達をサポートできます。
子どもがテレビの前に近づいて一人で見ていたら、ママが手を繋いでテレビから離れて一緒に歌ったり踊ったり、テレビの世界に入ると子どもは楽しくて大喜び!