2025年06月19日
ファンタジーとイメージする力
ママと子どもたちと森を歩きながら「どんな音がきこえるかな?」とじっと耳を澄ましてみました。
「ホーホーホー」
「なんだろう」
5歳のトモコちゃんが
「フクロウだ フクロウがないてる」
とわたしを見上げました。
「そうだね フクロウがどこかにいるみたいね」
トモコちゃんはママと絵本を読んでいたのです。森の中でみんなを静かに見守っているおじいさんフクロウのおはなし。
わたしたちが歩いている森にはおそらくフクロウはいません。声の主はヤマバトです。
でもトモコちゃんの心に、は見えないフクロウがいたのです。
子どもがファンタジーを心の中に持っていることはとても大切なことだと思います。ファンタジーの中であたたかみや優しさ、時にさびしさや悲しみという感情と出会い、情緒が育っていくのだと思います。そして、イメージする力が養われていくのだと思います。
イメージする力がつくと、お友だちの気持ちを想像できたり、やさしい心遣いのできる人に育ちます。社会で幸せに生きていく大切な力です。
それを体験できるのが、森のプログラムの魅力です。