2025年10月08日
小学1年生までにやっておくこと
「ひらがなは読めるけど上手く書けないんです。1年生になるまでに書けた方かいいでですか?」とママさんたちからよくきまれます。小学校の先生20人にインタビューしてみました。その結果、18人の先生は「入学式の日、ひらがなが書けなくても大丈夫よ!むしろ変なクセがついているよりいいかも。」2人の先生が「う~ん、書けたほうがいいかもなぁ。」でした。
小学校の授業では、学校で初めてひらがなを書く子どもたちにも丁寧に先生が指導してくださいます。ですから「書けるようになってればそれにこしたことはないけれど、必ずしも入学前に書けるようにしておかなくても大丈夫。無理しないで楽しくいろんなことをして遊べばいいよ。」というのがわたしの答えです。
1年生までにひらがなが書けるようにしておかねばならないと、焦る必要はまったくありません。子どもの脳の発達には順番があります。その順番通りに楽しく発達させていく遊びをいっぱい楽しんでくださいね。
文字を覚えたり書いたりするには、どのような力が必要たと思いますか。よく見る力、よく聞く力、見たもの聞いたものを頭の中に留めてく力、手指を思うように動かせる力です。では、どうやって。
はい! 遊んで身につけられる力 です。
公園やお散歩中に親子でおしゃべりしながら、見えたもの聞こえたものについておしゃべりする。お散歩しながら、宝探しのように「丸いものが4つついていて、前や後ろに動くものはなぁに」などど見えたものを題材になぞなぞ遊びをしたり。
あやとりやおりがみ。砂場で泥団子を作ったり、お庭やベランダで花や野菜を育てたり、森でどんぐり拾いをすることもひらがなを書く力につながります。指先を上手に使って遊ぶのです。自分が思った通りのものを成形したり、つるつるした小さいものを拾い集めることで、手指が自由自在に動くようになっていきます。
何気ないおしゃべりや遊びこそが、「ひらがなを書く力」につながります。
さぁ、年長さんのママのみなさま。やっと涼しくなりました。お外でいっぱい遊べます。来年、桜が咲くまでどんな楽しいことをしましょうか。