2025年10月25日
発達障害・グレーゾーンの子どもにおすすめ~「ワーキングメモリを育てる・過去の質問トレーニング」ワークシート~

過去をたどる質問で、「記憶力」と「整理力」を育てよう
「きのうのこと」「おとといのこと」「3日前のこと」――
子どもにそんな質問をしていくと、「ワーキングメモリ(作業記憶)」を自然に使う練習になります。
発達障害・グレーゾーンの子どもたちは、情報を一時的に覚えたり、順番に並べたりする力(ワーキングメモリ)が弱いことがあります。
この力が弱いと、
・話の順序を整理するのが苦手
・先生の指示を最後まで覚えておけない
・作文や説明が途中で飛んでしまう
・黒板を写しきれない
といった困りごとが起きやすくなります。
でも、日常の中で「思い出す」「順番に話す」練習を取り入れることで、
少しずつこの力を伸ばしていくことができます。
新しい順に質問するのがポイント!
ワークでは「きのう → おととい → 3日前」と、新しい順にたどります。
この順番には理由があります。
新しい記憶ほど思い出しやすく、「できた!」という成功体験が得られやすい。
そこから少しずつ古い記憶へ広げていくことで、

無料ワークシートを使って楽しくトレーニング!
おひさま親子クラブでは、家庭や教室で使える「ワーキングメモリ トレーニングワークシート(小学校中学年向け)」を作りました。
子どもが楽しく取り組めるよう、
ミントグリーンとオレンジを使ったかわいいカラー版PDFになっています。
内容は、
ご家庭での使い方のコツ
1️⃣ 1日1ステップ、短時間でOK
→ 無理に全部やらず、楽しみながら進めましょう。
2️⃣ 思い出せなかったときは「ヒント」を出してOK
→ 例:「その日は雨だったよね」「給食にカレーが出た日だよ」
3️⃣ 最後に「順番に話す」チャレンジを
→ 「きのうは〇〇で、おとといは〇〇…」と声に出すことで記憶が整理されます。
🌼保護者のみなさま・先生へのメッセージ
ワーキングメモリは一朝一夕で伸びるものではありませんが、「思い出して話す」「順番に考える」経験を毎日少しずつ積むことで、確実に育っていきます。
このワークを通して、お子さんが
「覚えてた!」
「言えた!」
という小さな成功を重ね、自信を取り戻していけますように。
ワークシートご希望の方は、お問い合わせフォームからご連絡ください