2025年10月23日
発達障害・グレーゾーンの子どもにはお手伝いがオススメ

発達障害やグレーゾーンの子どもは、集中が続きにくかったり、段取りが苦手だったりしますね。実は、「家事のお手伝い」はその力を自然に伸ばしてくれるのです。
お手伝いは、家の中でできる「発達支援」のひとつ!
手順を考える力が育つ
家事には「順番」があります。
たとえば洗濯なら──
1️⃣ 洗濯物を集める
2️⃣ 洗う
3️⃣ 干す
4️⃣ たたむ
このように、手順を意識して行動することで、
「見通しをもって動く力(実行機能)」が育ちます。

五感を使う感覚遊びになる
家事は感覚の宝箱です✨
・お皿を洗う → 水の感触
・掃除機をかける → 音と動き
・布をたたむ → 手の感覚
これらが自然な形で感覚統合のトレーニングになります。
特別な教材がなくても、家庭でできる支援です。
「できた!」が自信になる
「ありがとう」「助かったよ」って言ってあげてくださいね。
子どもは「自分は家族の役に立てた」とうれしい気持ちになれます。
その気持ちが自己肯定感につながるのです。
小さな成功を積み重ねることで、
「ぼくにもできる」「またやりたい!」という意欲が生まれます。
コミュニケーションの練習
「どうする?」「これでいい?」など、
家事を通して自然な会話が生まれます。
会話が苦手な発達障害・グレーゾーンの子どもも、作業を通じてやすくなります。
集中力・持続力を育てる
家事はすぐに終わらないことが多いですよね。
「最後までやりとげる」経験が、集中力や根気を育てます。
時間がかかっても、途中で投げ出さない練習に

将来の自立につながる
料理・洗濯・掃除などのスキルは、
そのまま生活力・自立力になります。
小さいうちから少しずつ経験しておくことで、思春期・成人後の生活がぐっと楽になり
最後に
「お手伝い」は、実は子どもの発達を支える時間。無理に完璧を目指さず、
「一緒にやってみよう!」の気持ちで楽しく取り入れてみてくださいね。
たしかに、ママが自分でやってしまった方が早くてキレイです。余計な用事ができちゃうかもしれません。
でも、
家庭での小さな経験が、発達に凸凹のある子どもたちの大きな成長につながります。