2025年11月01日
🌞抱っこで見つけた「ことばの芽」──1歳半の散歩が言葉を育てる時間に

昨日、1歳半の子どもと散歩に出かけました。あえてベビーカーでも歩きでもなく「抱っこ」で出発。その理由は……。
お母さんの胸の中で、子どもは安心しながら景色を見ています。この「抱っこの時間」は、実は言葉の発達にとても大切な時間です。
🍃はじめて出会った「葉っぱを食べる虫」
道の途中で、木の葉をむしゃむしゃ食べている小さな虫を見つけました。それを生まれて初めて見た1歳半の子どもは、目をまんまるにしてびっくり!
指をさして「あー!」「わー!」と大興奮。
その瞬間こそ、“ことばの芽”が顔を出した瞬間でした。
子どもにとって「驚き」「発見」「感情の動き」は、言葉を生み出す最初のステップです。

🌱「見た」「感じた」「声に出した」体験が言葉の土台に
1歳~2歳ごろは、「ことばを教える」よりも
ことばが生まれるきっかけを体験することが大切です。
虫が葉っぱを食べる音や動き、風のそよぎ、お母さんの声や抱っこのぬくもり——
それら全部が、「ことばを育てる『感覚の土台』」になります。
このような日常の体験が、後の「見る」「聞く」「話す」「読む」「書く」へとつながり、
表現力や思考力を育てていきます。
☀️抱っこの散歩は、ことばの発達を支える「親子の時間」
抱っこでの散歩は、お母さんと子どもの呼吸・体温・目線がぴったり重なる時間。
子どもは、安心の中で「伝えたい!」という気持ちを育て、その思いが「ことば」として芽を出します。
「虫いたね」「食べてるね」と話しかけることで、子どもは言葉と感情を結びつけて理解していきます。
🌼おひさま親子クラブでは「ことばの芽」を大切に育てます
おひさま親子クラブでは、発達障害・グレーゾーンのお子さんを対象に、「ことばと心」を育てる発達支援・療育プログラムを行っています。
ことばは、教えるものではなく、共に感じながら育てるもの。
小さな子どもの「あー!」「わー!」という声が、未来の表現力の種になるのです。