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おひさま親子クラブ

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2025年11月11日

自閉的傾向(ASD)の子どもの奇声~どう対応すればいいの?~

発達障害・グレーゾーン、自閉的傾向(ASD)の子どもの奇声を止めたい時の対処法

子どもが突然「キャーッ!」と叫ぶような声を出すと、まわりの人に迷惑をかけてないか、気になってしまいますね。

「静かにして」「やめなさい」と注意しても止まらず、どうすればいいのか悩むお母さんは、あなただけではありません。たくさんいます。

実は、奇声は「困らせるため」ではなく、子どもの心や体からのサインなのです。

奇声が出る理由

自閉的傾向(ASD)のある子どもは、脳の感じ方や考え方が少し独特です。

奇声には次のような背景があります。

  1. 感覚過敏・感覚刺激の影響
     大きな音、人の多さ、光などに圧倒されてしまい、「もうムリ!」というSOSとして声が出ます。
  2. ことばの代わりに声で伝えている
     「いや」「やめて」「見て」「うれしい!」「たのし~い!」という気持ちを言葉で表せないとき、声で表現しているのです。
  3. テンションや不安の調整
     楽しい時、興奮した時、反対に不安でいっぱいの時など、感情の波を自分でコントロールできずに声が出てしまうこともあります。

奇声を「止める」より「理解する」

まず大切なのは、「奇声=悪い行動」と決めつけないこと。

「なぜその声が出たのか?」を観察することで、対応がぐっと変わります。

おすすめは、ABC記録法。以前にブログでお話ししましたね。

A(きっかけ)・B(行動)・C(結果)を簡単にメモしてみましょう。

こうして「どんな場面で」「どんな反応が」「どう影響したか」を見える化すると、

「静かな部屋なら落ち着く」「抱っこで安心する」など、その子に合う方法が見えてきます。

「なぜその声が出たのか?」を観察するABC分析シート

すぐにできる対応の工夫

  • 静かな環境づくり
     人混みや音を避け、安心できるスペースを確保します。
  • 代わりの表現を教える
     「いや」「びっくりした」「うれしい」など、簡単な言葉やサインで伝えられるようにします。
  • 落ち着いた対応を心がける
     奇声が出た時に強く叱ると、「注目してもらえた」と感じることがあります。(「誤学習」という表現をすることも)落ち着いて「どうしたの?」と短く声をかける方が効果的です。
  • できた時にたくさん褒める
     「静かにできたね」「お話しできたね」と、望ましい行動を強く印象づけましょう。

まとめ

奇声は、子どもが「困っている」「伝えたい」という心のメッセージ。

「やめさせる」ではなく、「どう助けるか」の視点で関わることで、少しずつ安心が増え、奇声も自然に減っていくように思います。すぐにはやめられなくても大人が諦めず、根気よく、温かい声かけを!

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