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おひさま親子クラブ

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2025年05月05日

『ゴールへの超近道!』

発達障害・グレーゾーンの子どもがわかる言葉を使うことが大切

中学2年生のみんなが頭を抱える『枕草子』。昨年 インドから転入してきたM君は、やっとひらがなをお手本なしで書けるようになったところです。かわいそうに、もうお手上げ状態。授業中、退屈そうに心は別世界に飛びました。なんとかしてあげたい。授業では「冬」まで読み込んだ後、「自分で随筆を書いてみよう」の創作時間でした。ここでなんとか挽回せねば!M君の「ものづくし」を見つけて、なんと素敵な随筆を二つも完成させました。

さぁ、どんな魔法を使ったか……。ふふふ。

「かんしゃすること」

ともだちがたすけてくれること

ともだちがささえてくれること

ともだちとおしゃべりできること

「たのしいこと」

はじめて「だるまさんがころんだ」にちょうせんした

「だるまさんがころがらないように」とねがって、ともだちとはしった

たのしかった

いっぱいわらった

さて、どうやって書いたか。

①M君の「〇〇づくし」を見つけなければ始まりません。この見つける作業をM君に求めるのは難しい。そこでM君が考えやすいように5つの「〇〇づくし」を私が考えて提案しました。そして、M君に選んでもらいました。

②「〇〇づくし」について、どういうことかを日本語か英語でM君に言ってもらいました。たくさん会話をして、具体的に紙に書き出しまとめていきます。

③ひらがなで見本を私が書き、M君が清書をしました。

簡単に説明すると、この3つのステップです。ポイントは①と②。「〇〇づくし」の候補を挙げるためには、普段のM君の生活を観察しておく必要があります。そして、M君がなるべく直近に体験したことを題材にします。そして、体験したことについてあれこれあれこれ会話をしながら思い出してもらいます。「体験したことをであれば言語化しやすい」からです。

発達障害・グレーゾーン、書くことが苦手な子どもの支援に必要なことは、子どもの「日常の観察」と「会話」です。

そして、もう一つ!

「自分でできた」という「達成感」を十分に味わえるような仕組みにすることです。そ

これは、わたしいつもが大切にしていることですが、ママのみなさんだって同じ!

中学生も小学生ももっとかわいいおチビさんたちもみんな同じです。

ママが子どものサポートをするとき、教科書やドリル、それから目の前の問題にそのままチャレンジしていませんか。これだとちょっと苦しいかもしれません。身近なもの、直近の出来事に置き換えて、「この子にわかる言葉」を使って会話をしてみてくださいね。そして、ママがアイディアを出して子どもがそこから選べるようにすると、ぐーんとハードルが下がります。

 

これがゴールへの「超近道!」

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